◇人とのつながり
 
教え子のTOKIO松岡(仮名)から、急に電話があった。
持って来たいものがある、と言ってわざわざ持ってきてくれたのは、彼が仕事で作っているシュトーレンだった。
あと数週間でクリスマスだし、買うと高いし・・と。
 
彼を教えたのは、初めて受験生を教えた学年。1年に1回ぐらい、連絡がくる子たち。
こないだは、同じグループの別の子が、いきなり質問の電話をかけてきたっけ(笑)
第一の職場の中ではちょっと異質な子達だったんだけれど
「あたしが面倒を見ます」と上司に言ったのを覚えている。
松岡の偏差値は、あたし史上最低偏差値だったのに、ずっとあたしの授業を受けていた。
難しかっただろうになぁー。
  
ほんと、卒業してからも、ちょくちょく顔だしたり、連絡があったりして
公園で夜桜見たり、ご飯食べたり、カラオケ行ったり。
そういうのに先生(一応女性)を誘うこの子たち(男子)の感覚って、不思議なんだけどね・・・
なんか友達感覚持ちつつ接してる教え子ちゃんってこの子達だけ。
それだけ彼らは、人との縁を大事にする。特にこの松岡は。 

松岡は将来親の会社を継ぐから、きっとお父さんやおばあちゃんから
人とのつながりを大事にするように教えられてきたんだろうし
今までの生い立ちを聞いていても、ありふれた普通の子じゃないから
それを本当に大切だと自分で感じて行動してるんだと思う。
 
だから、会話をしていても、彼とは「元生徒」という目線ではなく
対等でしゃべれる感覚がある。不思議な子だ。

結婚する予定がある子なのは知っていたので今日は招待状か何か持ってくるのかな、
と思ってたぐらいなんだけど、来年めどみたい。

             そういえばセバの教え子で、就職決まりました、実は結婚しました
             子供が生まれますって子がいたな。遊んでないタイプの子だったから余計に驚いた。
             本当に多いのね、授かり婚・・・・
  
  
 
◇縁
 
そんな松岡と、美味しいお店の情報交換をしてて、とある地元の有名なお菓子屋の話になった時に、
「俺実は、あそこのお店で働きたかったんですよ。でも俺の(就職の)年には募集がなくって。
 あ、これは『行くな』っていうことなんだな、って思って」と彼は言ったのね。

この若さで、こういう風に、人や何かとの縁をスンナリわかってるのに感心してしまった。
 
   昔はこういうこと言える子じゃなかったし。彼の成長が見えるものねー。
   大人との接し方に慣れていて上手な子だということもわかってはいるんだけど
   それにしてもえらいもんだ。昔のようにガムシャラに夢を口走って色々迷ってた頃とは違うなぁ。
   そりゃそうか、、、あれから4年経ってるものね。
 
  
就職先との『縁』っていうのも、もちろんあると思う。
縁の話ついでに書いちゃうんだけれど、
大リーグの二次試験合格の知らせが来た。
三次試験に行くことになるけれど、これは条件面接。

2年前と違うのは「あ、通っちゃった」という感じ。
どうするんだ、あたし?!という気持ちも正直ある。

会社に求められるがままに仕事をしていると自分の生活に支障をきたす、ということのは
第一の仕事のみならず、第二の仕事で本当に実感した。

               そこで実際に体験しなきゃわからなかったんだろうな、あたし仕事に関して、あほだから。
  
怖いけれど、ちゃんと制度も聞いておかなきゃ、だな。

                    どうして怖いって感じかというと・・・・・・
                    この業界、そういう福利厚生的制度面って最低なのよね。
                    何しろ実力と人気主義だから、数年離れてしまったら
                    洋ナシになるのが普通だと思うから・・・
    
  
 

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