◇お彼岸

どんな体調だろうと、我が実家と、セバ実家へお供えを持って行くと決めていた。

色々やってるほうが、しんどくなるヒマもなくなるだろう!という覚悟もあり
それについてくるぐらいの体力も、なんとかあるようだった。

一応箱入り、熨斗つきの形でお供えを用意した。
  
 
 
◇我が実家

我が実家は、この行動にニコニコ。ええ、ええ、ゴキゲンでしたわ。
祖母へのお供え額を聞いたら、
我が母がお供えする分の額を下げて2つに分けただけだからいいよ、と言われた。

            ちなみに我が母、こういう風に、
            勝手に私の名前でお供えやお年賀をよくする。
            ありがたいし、よかれと思ってしてくれるのだろうけれど・・・
            ちょっと複雑。

しばらくごろごろしてたけど、
最近、我が母は彼女自身の過去のしんどい思い出(小姑とか姑関係のこと)を
タラタラと話し出すので正直、聞くのがしんどい。
言ってもどうしようもないのに、何度も話される。
年をとるってこういうことなのだろうなぁ。

我が父のことを「年を取って頑固になって」と言うけれど、
彼女自身こそ、年を取って頑固になっている。
 
 
 
◇セバ実家
 
セバ実家では、やっぱり「気にしなくていいのに」と言われたけれど
「私の気持ちの問題で」と言ってお供えをさせてもらった。

そこで、セバ弟嫁チカちゃんは、お姉さんが出産しているから
色々準備も万端みたいな話を聞く。
セバ両親にとっても、我が両親にとっても、初孫なので
どうしたらいいのかぜんぜん知らないので
セバ母曰く「チカちゃんとこが先輩だから」と。

でも、なんか、聞いて焦った。
だって義弟とこ、来年の今頃のベビー服を、今年のセールで安く
手に入れるとか考えてるみたいでさ。

冷静に考えると、サイズ合うかどうかわからないし、
先先に買っておいて不要になったりするともったいないから
それが一番良い方法だとは思わないんだけど、
そのときは、焦った。

なぁんだ、初めてのたま●クラブ、もう読んだから義弟嫁に渡そうと思ってたけど、
それどころじゃなく先輩がいるんだもんねー、
こっちが教わることのほうが多いじゃん、って感じ。

戌の日の話だって、しようと思いながら、
土曜日は仕事帰りでしんどかったり
お譲りするミュージカルのチケットのことばかり考えてて、話すの忘れてたし。
(なんせお供えを持って行くの忘れたぐらいだ)
 
 
だから、おかあさんには正直に話した。

「うわぁ、そんなの聞いたら焦ります、そんなのぜんぜん考えてなかった。
 1日いちにちを生きるだけで、精一杯で。
 この1日、仕事に行けるかな。今日は、しんどくならないかな、それで精一杯で、
 最近ようやっと、その先のこと、戌の日とか、お彼岸とか、考えられるようになったとこです。」
  
 
      つわりのしんどさは人それぞれだし、その人の仕事、立場、状況もそれぞれ。
      
      だからこそ、他人にはわからない。

      私も、他人のことは、きっとわからない。
 
 
それでも、戌の日のお参りの日は決めた。あらかじめ調べてはいたのだ。
セバ実家近くのア●チャンホ●ポに今度行こうね、という話も
おかあさんからしてくれた。


それにしても、焦った。
もっと色々情報収集しなきゃいけないんだなぁー・・・
情報を入れすぎて、情報に振り回されたくなかったから、あんまり入れすぎないようにしてたけど
少なすぎると、不安になるしね。
ご近所さんとか、友達とか、もっと自分から働きかけようー。

なんせマタニティヨガとかも、近くの産院でやってるとこ探しても
すべて仕事と時間がかぶってるし、両親学級すら仕事とかぶる。     
       
  
       
◇泣く 


帰宅。
なぜだか。あたしは、ワンワン泣き出した。

色々なことが、あふれ出したのだと思う。

セバにしがみついて泣いた。

セバに、「みゆぅは何がしたいの?」と言われて

「仕事を辞めたい。お腹の命のために、もっと色々したい。家のことも、もっとしたい。」と、あたしは言っていた。
 
 
 
そうなのだ。

あたし、仕事を辞めたいのだ。
 
もっと、お腹の命のために、色々したいのだ。
 
情報収集も、プレママ友達づくりも、したいのに、できていないのだ。


 
長時間の徒歩、電車、車、人混み、立ち仕事。
腹の命のために「あまりよくない」ことから逃げられない仕事。
そして、つわりが終わらないことへの焦りもあるのかもしれない。 
 
   
でも、すぐには辞められないのだ。


休んでも、別の日に出勤しなければならないだけで、仕事が減ることはないのだ。
 

辞められない。 

 
 

実は昨日、褐色のおりものがあり、今日も続いているので
今週末の検診を、明日にすることにした。
明日検診で、聞いてみよう。今の状況で、どうなのか。

耐えるべきなのか、休んだりできるものなのか。

先週も褐色のおりものがあり、1日で終わったので医者には行かなかったものの
しんどくて、次の日仕事を休んだ。

こんな状態で、仕事を続けたくない。 
 
  
  
◇許可

「仕事を休んでもいい」という許可を、自分にだしてもいいのかもしれない。
 
 
一番の原因は、やっぱり今の体調。
 
 
そして、命のためにしたいこと と 仕事 が重なっているのなら

休んでも、いいのかもしれない。


「休講にしてもいいから、続けて欲しい」と大リーグの人事は言った。

しんどくて苦しくて、滑舌が悪いまま吐き気を押さえて仕事をする状況が
1日2日ではなく、ずっとその状態で仕事をし続けるぐらいなら、休んでもいいのかもしれない。
  
 
あたし一人のからだではないんだ。 
  
 


コメント

めぐさん
2008年9月23日23:13

おひさしぶりです。ちびっち出産のときのアタシの準備の無さを思い出しました。

てか、知ってる?一人目さんは新生児の服だの下着だのオムツバケツだの哺乳瓶の消毒グッツだのそりゃありとあらゆるものを用意するんだけど、二人目さんではほとんどしないんだよ。なぜか?……結局必要かどうかわかっちゃうんだよね、一回経験すると。

アタシは妊婦の頃にいろんな大勢のお客さん(子供服の店だから来るお客さんはみんな子育ての先輩だった)にお話を聞きました。何がいるん?何はいらんかった?いつ買うん?などなど。

結果、服や下着は生まれてからでも誰かに頼んで買いに走ってもらえばいいから必要最小限だけ買えばいい、オムツは新生児サイズを買い込みすぎると使い切れないままSサイズになっちゃうよ、ベビーベッドは夜中の授乳が面倒だからほとんど大人の布団で添い寝だった、オムツバケツは最初しか使わなかった、某薬剤に漬け込む哺乳瓶の消毒は赤ちゃんが匂いを嫌って使えなかった、抱っこ紐やベビーカーも毎年のように新製品が出るから早く買いすぎると「もっと使いやすいのが後から出てきた」なんてことになったよ……などなど。賛否両論あるだろうけど、アタシはこうして準備するものしないものを決めました。たった一人の先輩だけの意見を聞くなんてもったいない。ママはいっぱいいるものです。教えてって声をかけると意外とみんな待ってましたとばかりにいっぱい教えてくれますよ。

しかもこんな生の情報は育児雑誌には掲載されてなかったりする。

それと、誰かに出遅れちゃいけないなんて思って子育てすると本当にしんどい。
育児書通り、周りの人の子育てに出遅れないように……はっきり言うて全く意味が無いどころか、そんな振り回された育児が楽しい訳が無い。
お母さんの感情は間違いなく赤ちゃんに伝わります。周りよりも赤ちゃんに目を向けてあげてください。
もうそろそろ胎動もわかるようになります。キックゲームなど赤ちゃんとのコミュニケーションだって取れるようになります。アタシは妊娠がわかった日から「ちびっち」という胎児名をつけて毎日ぶつぶつ話しかけてました。あの頃からちびっちの性格は変わってません。
せっかくの妊婦時代を楽しめないのは損です。
働きながらだって妊婦は楽しめます。もちろんしんどいときは無理しちゃ駄目だけど働いてるママの姿を感じてもらうのだって胎教になるはず。それを誇りに思ってもいいんじゃないかな? 
大事なのは周りのペースではなく、ママのペースと赤ちゃんのペースに物事を合わせること。「アタシはこれでええねん」人と一緒ではなく、独自の育児をする。それが大事。 
 
アタシが出産した病院の院長先生が出産前のお散歩中にお話してくれた言葉。
 
 
「動物はみんな子供を産めるんだ。人間だけが知識で出産しようとする。人間だって動物だ。最後は本能で産め。そして本能で育てろ」
 
 
アタシは7年、この言葉に支えられてちびっちを育てました。
大丈夫。本能を信じて。
 
 
……などと、長々えらそうにスイマセン。肩の力抜いて、笑って。

けいこん
2008年9月24日0:58

みゆぅさん☆こんばんは。
読んでて、わたしも気持ちがとっても分かったので。
思わずコメント書いてます。
わたしは、赤ちゃん産む事、なんだか最後まで
ものすごくものすごーく、ただただ、
ビビッていて(笑)、産んでからのことを考えられなくて、
8ヶ月のときに、仕事を辞めてから、
やっと、ものすごく安っぽい白い肌着を4枚ほど買ったよ。
そして悶々としながら、水色のウサギを刺繍しました(笑)。
あとはベビーバスを友人に貸してもらったのと、
チャイルドシートを買っただけ(これも直前)。
母親学級も、市主催のはひとつも出られなかったし、
産院で一回は出るようにとのことだったので、一回出ただけよ。
プレママ友達も全然いなかったけれど、
今思うと、決して比べられない色んなことを、
比べざるを得ない機会がなくてよかったかもしれなかったなって思います。
みゆぅさんの周りにはあったかーいたくさんの繋がりが
きっとあると思うしね。
あ、ちなみにわたしも出血した派だったわ。

なんか見えない不安がいっぱいで、心がいっぱーいになっちゃうよね。
妊婦ってそういうこと、すごくあると思う。
ひとつのことが、わ~~って心に敏感に琴線にふれるっていうか。
分かる分かるなぁ。

「だいじょうぶだいじょうぶよ」って抱きしめてあげたいわ。
セバさんにもたくさんたくさん弱音を吐いて、
心配事をたくさん言って、どうしようもないこともたくさん言って、
ちょっとセバさん困るぐらい、言っちゃってね。
それをわたしは応援するわ。
だいじょうぶ。ゆっくり時は流れてるから。
お仕事のことも、みゆぅさんが1番肩の荷がおりる形になるといいね。
きっときっと、だいじょうぶって思います。

みゆぅ
2008年9月26日0:01

>めぐさん

温かい本音のコメントをありがとうございます。
本能ー!!いい言葉だわー!!

あたし、自分なりの育児をしようと思ってるし
情報や周りに振り回されたくなくて、わざと情報集めはしてなかったし
(情報が多いのが必ずしも良いことだとは思ってないから)
人と比べる育児なんて絶対したくないし、その助けとなることもしてるし
育児書なんて、一冊も読んでないし、あんまり読む気もない、そういうスタンスでやってきてたのね。
胎児名も決まってて、お腹には、ずっと話しかけてるし。

めぐさんが実行した、周りの人に聞いて、取捨選択をした、っていうこと
それ、まさにそれが今のあたしのしたいことなんだー!
でも、周りがいないー!って思っちゃって、
そして、あまりに情報が少なすぎて、わからなすぎて。
キックゲームって?胎動っていつごろ?こんなことも、わからなかったから(今はわかるようになった)
尋ねても「わからない」の母たちばかりで、
その義母が出してくる情報が、あたしより出産が遅い予定の義弟嫁の話で
驚いて、焦ったんだよね。

でも、よかったのかも。今までは、たぶん、知らなさすぎた。
情報が多すぎるのは良くないけど、少なすぎたんだ、たぶん。
少し情報をいれたことによって、実感がなかった状態から、
生まれてからのことが、イメージできるようになってきたんだ。
 
それに、今回周りに聞ける人も、思ったよりたくさんいるんだなぁ、と感じた。
何より、そのためには「行動しなきゃ」って思った。教えてって声かけるってこと。
仕事の時間帯が普通じゃないから、余計に周りのママたちに聞けるタイミングを逸していて
そこに、なかなかおさまらないつわりで、苦しくなっちゃったんだー。

でも、今は大丈夫。つわりはまだあるけど、仕事は仕事で楽しいし
マタニティライフはマタニティライフで、楽しんでるし
この日記を書いた時よりも、もっともっと楽しくなってきてる。
 
ありがとう。
 

 

 

みゆぅ
2008年9月26日0:12

>けいこんさん
いつも温かいコメント、ありがとうございます。
本当にありがとう。涙がでそうになりました。

そう、実感がなくて、それがこの日記の後に、実感がでてきてイメージがわいてきて。
専業主婦してるわけじゃないから、あれこれ出来るわけでないのはわかってるんだけど
お腹の命のためにできることはしたくて、それを優先させたくて。
そしてつわりがまだ終わらないことへの苛立ち(苦笑)
そろそろ楽になる、と言われてて、そのくせ、楽にならないのがしんどくて。

>今思うと、決して比べられない色んなことを、
>比べざるを得ない機会がなくてよかったかもしれなかったなって思います。

おおお。そうだなぁ、そうかもしれないー。
職場では、経験や知識のない人たちに好き勝手言われるっていう状態なんだけど(爆)
心配してくれて言ってることだし、まぁいいかーと流せるし
つわりが終われば、仕事もマタニティライフももっと楽しめるだろう・・・って思いながら
つわりの気持ち悪さをなるべくエンジョイしようとしています。

ありがとう。

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